2012年03月05日

裸婦

こんばんは、まみこです。
ある特定の人達には普通で当たり前のことが、他から見ると異様なことって多々ありますよね。
私は美術科だったので、裸婦は当たり前のことでした。

油絵と彫刻ではモデルさんが必要です。
勿論裸です。
油絵では、モデル台が教室の壁際にあって、学生達は自分の好きな場所で描きます。
最初の授業の時、立ちポーズか座ポーズかを教官が指示をして、あとは学生達がポーズを決めます。
モデルさんに色々ポーズをとってもらい、クロッキーをします。
描いたクロッキーを見ながら話し合い、大体のポーズを決めます。
あとは「もう少し左に捻ってください」とか「右ひじをもっと離してください」などと微調整して本描きに入ります。

彫刻は立体なので、モデルさんは回転台に立ちます。
前後左右どこからでも見られるように、台が回転します。
触れるのはいけませんが、筋肉や筋を見るため近付くことは許されています。

どちらもポーズ20分に休憩10分の繰り返しです。
休憩時間にはモデルさんもガウンを着て、学生とおしゃべりしたりします。

女性ですから生理にもなります。
その時は、ビキニの水着の下だけ穿きます。
水着を着けていると「辛かったら言ってください」「あと5分ですけど大丈夫ですか?」などと男女関係なく、その日の時計当番が声をかけます。

モデルさんだからといって、均整のとれた美しい人というわけではありません。
普通のおばさんやお姉さんです。
お腹の出ている人もいれば寸胴の人もいます。
写真のように忠実に描くわけではないので、容姿はどうでもいいのです。

ある時、他科の友人が授業中にドアを開けてしまったことがありました。
すぐ閉めたようですけど、休憩時間に廊下に出たら目を見開いて胸に手を当てています。
「ねえ、何も着てないの?」と言うので「うん」と答えました。
「だって男子もいるんでしょう?平気なの?」と聞きます。
こっちが目をパチクリしてしまいました。
そんなこと考えたこともなかったからです。
でも彼女は相当ショックだったようです。

展覧会でも画集でも裸婦はいくらでもあります。
理科の学生に実験道具が必要なのと同じで、美術科には裸のモデルさんが必要です。
でも美術に縁のない人には衝撃的な光景だったのでしょうね。
posted by まみこ at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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